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はじめて城ヶ崎の岩を登ったときのことは今でも覚えています。トップロープで、5.10aぐらいの、今でこそやさしいルートでしたが、何度もはね返され、腕はパンパンになり、どうやったら登れるんだろうと必死に考え、その日の最後にようやく登れたときのあの感覚は、何物にも代えがたいものでした。思えば後になって解ったことですが、あのときにビビビーット来て一発でその魅力に取り付かれたのです。

それから、このスポーツにのめり込み、知れば知るほど奥行きは広がり、経験を積み重ねその時の己に向かい合うことで、いつでもその最初の体験と同じような強烈な感覚を新鮮に感じることができます。

フリークライミングという概念が生まれたのは1970年前後のドイツ、フランス、イギリス、アメリカといわれています。そのなかでも大きな発展を遂げる重要な位置づけになったのがアメリカのヨセミテ。それは、頂上やルートを完登することから、どう登るのか、そのスタイルを追求することが目的となった、大きな時代の転換となりました。
フリークライミングとは、安全確保のための道具は別として、極力道具を用いず、自分の体のみで岩を登るものです。したがって、より困難なルートに対峙していくためには、自分自身を高めていかなくてはなりません。
そして、そのフリークライミングを学ぶということは自分自身を学ぶことになります。そのためには、ただ身体的な登る能力が向上すればいいというものではありません。確実な安全確保技術、心のコントロール、そのすべてを高めることによりはじめて自分自身を知り向上させていくことができるのです。
当スクールでは、自分が得られた原始の感覚と同じようなものに巡り合える場となること、
そして、確かな技術を習得し、自らの責任においてクライミングを生涯楽しんでいけるようになることをその目的としています。
2015年4月17日、自身のクライミング中の事故によって、大きな怪我をしてしまいました。今でも生きているのが不思議と言われることがあるほどの怪我で、多少の障害は残ってしまいましたが、再び登ることもできるようになりました。それでもまだ登るの?と言われることもありますが、登ることができるから生きることができます。
まだまだ以前の状態までは遠い道のりですが、着実に進歩してクライマーとして、インストラクターとして活動できるに至りました。

このことを内省し、考え続けることによって大きな学びを得られたからこそ、技術面だけでなく、精神面、身体面で伝えられることがあると思っています。

この事故の詳細と、フリークライミングに出会った時からそこに至るまでの小史、そして怪我から復活していく様精神の成長、成熟を通して、フリークライミングとはどういうものか、それを伝えるインストラクタ―としての自分の役割についての考察が深まり、それを刻々と変わってゆく世情に合わせ、現在の状況やその時の思いも増やして現在進行形で記していく予定です。

大きな事だったので消化し表現していくまで時が必要な事です。
日々考えも変化するかもしれません。ゆっくり、書いていくので気長にお付き合いください。
この記録は自己紹介のページにリンクを作りました。よろしければお読みください。
 


  アウトドアスクールについて
自然の岩に相対し、自分の能力のすべてを動員しそのルートを攀じ登ること。クライミングの楽しみはそれに尽きます。

しかし、フリークライミングの対象として整備されている岩であってもその中での安全確保は簡単なものではありません。アウトドアでのスクールは、まず安全に岩登りを楽しむことからはじめ、登る能力の向上、プロテクション技術、確保技術の習得を目的とし、将来的に自立したクライマーを目指すものです。 
 
 
コロナ禍は落ち着きましたが、その反動なのか山や岩場の混雑はひどくなり、以前には考えられなかった事故や遭難が多発しています。それで、できるだけ混みあう時期と岩場を避けたいと考えています。そして、特にお会いしたことのないはじめての方は事前にコミュニケーションを取ってから決めていきたいと思います。ジムでの講習っを受けていただいてそこから進んでいく方がこれまでは最も多いのですが、すでにクライミング技術をある程度習得されている方も、事前にジムで一緒に登ることができたら理想的です。はじめての方はまずお問い合わせください。今のところHomeにざっくりとした募集ページのリンクを作っています。近々に決まった予定はfBページに書いていきます。よろしければ確認ください。
講習内容

・岩場での基本的な登り方
・特に小川山・城ヶ崎でのナチュラルプロテクションのセットの方法
・確保や下降、支点の作り方など安全確保に関する技術講習
・マルチピッチでのロープワーク

講習料金について
詳細はご相談ください
アウトドア一般講習
奥多摩など関東近郊の岩場2名以上4名以下
1日¥7000円〜10000円
小川山、瑞牆山周辺の岩場 一般講習¥10000円
クラックNP講習12000円
マルチピッチ講習15000円
城ヶ崎の岩場 1泊2日¥10000円
+宿泊など諸経費
交通費、宿泊費などその他の費用について、
かかった実費の負担をお願いする場合があります。

基本的にマンツーマン講習は行いませんが、事前に一緒に登るなどして、可能だと判断した場は例外としてお受けします。講習料金は上記の
2倍でお願いします。
持ち物について
屋外での行動クライミングに必要なもの、特に雨具。解らないことは相談ください。保険証(コピーでも可)

  • 当スクールでは自身の怪我だけでなく、他者への損害賠償に対応した保険加入を原則とします。保険未加入者は受講できできません。申込要項記入時に確認欄にチェックを求めます。講習申し込み希望の方はあらかじめ確認の上ご連絡ください。当方で保険加入の代理手続きはできないので、相談は個人でクライミング保険保険代理店のセブンエーにお願いします。電話番号042-669-5330です。

キャンセル規定
   自然状況その他による中止の場合
講習開始前 講習費用はいただきません
13時まで 講習費用の半額
13時以降 返金無し
 *お客様の都合によるキャンセルについて
   少なくとも3日前にはお知らせください。
       コロナ禍のため、病気その他やむおえない事情が増加しています。
その場合当日のキャンセル料は請求し内容にします。速やかに連絡ください。
  
スクールの要項はこちら>>アウトドア一般 インドア

  インドアスクールについて

クライミングの本来の楽しみは、もちろん自然の岩と相対することにあるのですが、トレーニングの道具として作られた人工壁を利用することによって、安全に効率よくクライミング技術、安全管理技術の習得が可能となります。

特に自然の岩でのリードクライミングは、安定した登る能力とともに、様々な状況に対応できる確実な確保技術を必要とします。かつては、積み上げてきた経験と、それなりに危険を受け入れながら得てきた技術も、現在では、人工壁のおかげで安全な環境の中、楽しく学ぶことができます。

インドアでのスクールでは、色々なバランスを意識したムーブの練習によるクライミング技術の向上と、ロープの操作、状況判断が大切な確保技術の習得を目的としています。

 
 
クライミング技術 
ムーブの習得を中心とした登り方の講習となります

・90度以下の傾斜での足に立つバランス
・90度前後の傾斜壁でのフットワーク
・90度以上の傾斜での体の振りとカウンターバランス
・壁の形状を利用したバランスのとり方 ステミングやレイバックなど
料金・内容などは詳細ページへ

クライミングシステム・確保技術 

・確保器具の使用方法の基本とロープワーク
トップロープでの基本的な確保器の使用方法
・リードクライミングの確保技術

・マルチピッチでの確保技術
・懸垂下降の基本 

 アンカーについての理解と構築 回収方法
料金・内容などは詳細ページへ
 

営業ジムでの講習会になります。ジム利用料は各自お支払いください。
中心は相模原ストーンマジックになりますが、

海老名レッジ、ベースキャンプ、ビックロック等トップロープ設備のあるジムでも可能です。
ストーンマジック以外は、交通費や講師のジム利用料金をご負担いただくことを了承ください。

確保技術の講習は二様によっては設備が整ったジムでしか行うことができません。クライミング技術についてはボルダリングジムでもできなくはないですが、長いルートを、トップロープで取り組むほうが効率よく練習できます。
内容は詳細ページで紹介していきます。日程についてはスケジュールカレンダーを参照してください
それぞれのジムで設定している講習については、随時更新していきますので、ご参照ください。
その他、講習の場所・日程なども相談に応じますので、ご連絡ください。
*団体での申し込みで人数が多い場合や、続けて回数を多く受講されたい方
日程や金額なども相談に乗りますのでご連絡ください。
banana_fish1970@live.jp


ジム利用料がお得なストマジ2か月スクールはこちら
 

講習内容はクライミング技術・確保技術のそれぞれのページを参照ください

コロナウィルス流行の影響もあって、定員を2名以上4名以下に減らして募集します。
日程も含めて相談に応じます。お気軽に連絡ください。
クライミング技術/確保技術ともに1クール2時間¥4000円です。(2名以上)
内容は詳細ページを参照ください(ジム利用料は別途となります)
1週間前までにお申し込みください。

ジム特有の危険もあります。講習生自身の原因による怪我や損害の賠償はご自身で対応してください。保険についてもアウトドアの講習と同様、自分のけがはもちろん、対人対物への損害賠償を補填するものへの加入を義務とします。申込の際自身の加入している保険確認の同意をを求めますので、必ず保険の加入と内容の確認をお願いします。
持講習に必要なクライミング用具解らないことは相談ください。保険証(コピーでも可)


問合せ、申し込みはスケジュールのページからもできます。ご利用ください。
講習費は終了後にいただきます。よって、当日でもやむを得ない場合のキャンセルでも料金はいただきませんので、早めにご連絡ください。

マンツーマンでも可能な場合はお受けします。料金は基本的に1クール2時間7000円となります。相談ください。
前日でもできる限りお受けしますが、なるべく1週間前までにお申し込みください。